

猿の舞?
その昔、聖徳太子が信貴山へ行く時、尺八を吹いたところ老猿の姿をした山神が現れて舞ったのを、四天王寺の楽人がこれを元にして舞ったという。 または、役行者が笛を吹きながら大峯に行くと、その曲に感じて山神が舞ったという。 この二つの由来が主に伝えられています。...


悲恋の楽曲!?
なげきこし みちの露にもまさりけり なれにし里をこふる涙は -嘆きながら来た道の露にも勝っている 慣れた故郷を恋しく思って流す涙は- <王昭君を詠める 赤染衛門 -後拾遺和歌集・雑三> 紀元前1世紀頃のこと。 匈奴の呼韓乎単于は前漢の元帝に「漢民族の女性を妻にしたい」と漢の...


経正と青山
平敦盛の兄である平経正もやはり楽の素養がある人物でした。 平清盛の異母弟、経盛の息子である経正は幼少期、仁和寺で過ごしたことがあり その頃に楽才を認められ、 仁和寺の五世門跡、覚性法親王より琵琶「青山」を下賜されたといいます。 ...