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源雅定 袖ふり給ふさま天童のくだりたる様にて

  • 執筆者の写真: gagakuasia
    gagakuasia
  • 2014年12月29日
  • 読了時間: 1分

平安時代後期に活躍した公卿、源雅定は源雅実の次男として、父同様に楽には明るかったそうです。

幼時より舞楽に長じていたそうで、 康和3年(1101年)3月9日の白河院五十歳の賀の試楽における童舞で、 9歳にして『胡飲酒』を舞っています。

この時の様子は  「袖ふり給ふさま天童のくだりたる様にて。此の世の人のしわざともなく。めもあやになん侍りける(眩いほどに立派でいらっしゃる)」 と「今鏡」にも記されています。 そうした息子の舞に対して、父・雅実も思い入れがあったようで、 嘉承元年(1106年)に開催された石清水臨時祭の折に、 雅定が一の舞に選ばれなかったことに腹を立て、途中で帰京してしまったとの逸話も。 現代風に言えば、「親バカ」なのかもしれませんが、 当時、貴族の子息が舞人として手柄を立てることは父親の出世にも関わる重要な問題でした。

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