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玄宗皇帝の寵妃 楊貴妃の楽才
- gagakuasia
- 2009年7月31日
- 読了時間: 1分
玄宗は唐の第6代皇帝として「開元の治」と呼ばれる善政を行いました。 遣唐使として唐に渡った、阿部仲麻呂を重用したのもこの玄宗でしたね。 そんな玄宗は非常に音楽を好み、演奏にも長けた人物でありました。

そして寵妃・楊貴妃とともに音楽を楽しんだと思われます。
楊貴妃は音楽に長け、玄宗が主宰する演奏会で琵琶を奏でたり、
王をはじめ、王女たちの師として指導も行ったと言われています。
また磬(打楽器の一種)の名手であり、梨園の楽人すらかなうものがいなかったほど。
玄宗はそんな楊貴妃のために、
「霓裳羽衣の曲(げいしょうういのきょく)」を作曲し、群臣に紹介したというエピソードが残っています。
白居易の「長恨歌」にもこの曲が書かれており、
楊貴妃はこの曲に合わせて舞うことも得意としていたそうです。
しかし、安史の乱以降はこの曲が「傾国の曲」であると忌み嫌われ、楽譜も散逸してしまいました。。。。
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