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『胡飲酒』を守った源雅実
- gagakuasia
- 2014年6月18日
- 読了時間: 1分
源氏初の太政大臣まで昇進した源雅実(みなもと の まさざね)は、 堀河天皇の叔父として政界のみならず、楽の世界でも活躍をした人物です。

治暦3年10月に後冷泉天皇の御前で『胡飲酒』を舞い、御衣を賜ったことは後年長く語り伝えられたといいます。 舞楽に優れ、秘曲『胡飲酒』を伝える楽家の多資忠が変死したとき、 堀河天皇が『胡飲酒』を伝受していた雅実に命じて、資忠の子の忠方に伝えさせた逸話は各種の説話集や楽書に記されています。
息子の雅定もやはり、同じように童舞として『胡飲酒』を舞い賞賛を浴びる実力者であったようです。岩清水の臨時祭で雅定が舞の一のものに選ばれなかったことに、雅実は腹を立てて都に帰ってしまったという逸話も残っています。
こちらの詳しい内容は「源雅定 袖ふり給ふさま天童のくだりたる様にて」をご覧ください。
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