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雅楽講演会 第3・4シーズン

​里探サロンアーカイブ

雅楽講演会 第1回

里探サロン「明治撰定譜と古譜の復元 その1」~安倍家所蔵の古譜が語るもの~ 2012年1月21日

 現在取り組んでいる、古譜の解読作業から篳篥を中心にお話ししましたが、次回は笛に焦点をあてることになります。古譜と現行譜との比較も行いました。

第1回

雅楽講演会 第2回

里探サロン 「明治撰定譜と古譜の復元 その2」~笛を中心に~  2012年3月10日

 笛譜の解読をどのように行ったのかを解説する過程で、龍笛と高麗笛の関係や、その独特の奏法についてさまざまな角度から解説をしました。
「「由」とはどんな奏法で、どのように演奏するべきなのか」「いかに多くの情報が唱歌には隠されているか」など、現行の明治撰定譜では見落とされる本来の奏法にも迫りました。

第2回
第3回

雅楽講演会 第3回

里探サロン 世間に流布する『雅楽の常識』は果たして正しいのか? 2012年4月14日

 明治期の最古の録音、ガイスバーグ録音から戦前のものまでを聴き比べました。途中、三田主席がガイスバーグ録音の「陵王」に合わせて舞ってみたり。。。

 また、昭和16年ごろの録音である「海ゆかば」。この音源では、「秀逸」な演奏を聴くことができます。こちらも皆さんと鑑賞しました。

雅楽講演会 第4回

​里探サロン 「盤渉調「六」の音価 ~洋楽思考が侵食する伝統雅楽~」 2012年5月19日

​ 篳篥の伝承を軸に盤渉調の音色について考えました。唐楽六調子の中でもひときわ異彩を放つメロディを持つのが盤渉調です。笙・篳篥・龍笛の三管による実演を交えながら、参加者の皆さんと一緒に考えました。

 三大楽書のひとつで安倍家に伝わる「楽家録」にはこの盤渉調について「いろあい」で吹くと書かれています。盤渉調では「六」の指穴を「神仙」または「上無」の音程に押さえて吹くことが特徴です。
 

第4回
4-1

雅楽講演会 第1回

里探サロン「雅楽古典復元研究の現状」~この頃の復元研究・・・そこに何が足りないのか?~
                                       2013年1月19日

 現在、雅楽の世界の内外で行われているさまざまな「雅楽研究」について皆さんと一緒に考えました。

ところどころ三田主席による実演も交えながらお話は進みます。
参加の方からも問題提起がありましたが、雅楽初心者の方からすれば、どんな演奏も「これが雅楽なのだ」と思ってしまう。だからこそ演奏者は「誤解」を招くような演奏をするわけにはいきませんし、またそれを率先して促すようないわゆる“雅楽復元”や“雅楽研究”も安易にしてはならない。

​ 現在伝承、演奏されている古典雅楽も、推測やともすると妄想から出来上がった演奏も、すべて観客にとっては「雅楽」なのですから。

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