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雅楽に使う琵琶なので、他の琵琶と区別して「楽琵琶」(がくびわ)とも言います。

古代には五絃琵琶(正倉院に遺る「螺鈿紫檀五絃琵琶」)がありましたが、現在は四絃の琵琶のみが残っています。

雅楽における琵琶は旋律楽器ではなく、リズム楽器として管絃演奏に用います。

(通常は舞楽には用いず、管絃演奏にのみ用います。参:管絃舞楽)

特に琵琶は、笙と連動する部分で弾奏し、楽曲の進行を司る役割を担っています。

​古来秘曲として伝わる数曲の琵琶単独曲をのぞいては、旋律を奏でる、語りを伴う奏法はないため、他の邦楽の琵琶などとは大きくその性質が異なります。

画像の出典:『琵琶譜』/『信西古楽図』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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