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琴、箏とも。雅楽に使う箏なので、他の俗箏と区別して「楽箏」とも言います。

一般に「箏曲」と呼ばれる、山田、生田などの諸流派の「琴」の祖で、十三絃です。琵琶と同様に雅楽においては旋律を奏でず、琵琶とともに楽曲のリズムを司っています。主に管絃演奏に用い、舞楽では演奏しません。かつては琴(きん)、箏、和琴(わごん)と3種のコトがありましたが、琴(きん)は次第に演奏されなくなり、現在雅楽では唐楽に箏を、国風歌舞に和琴を用いています。

​絵『信西古楽図』(国立国会図書館デジタルコレクション)

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